観劇以外

もはやタイトル詐欺のあなぐま(anagmaram)別館。本館→https://anagmaram.hatenablog.com/

トマト缶に味噌

1

連休が終わって出勤…のない、在宅勤務再開初日。
1ヶ月以上家で仕事をしていることになるんだけど、特段苦痛は感じていないのが正直なところ。
職種柄そうなんだろうなぁ。これは本当にたまたま。

あらゆる面において、わたしは今の状況下で、環境的に「大丈夫な方の人」だ。どう考えても。
夫婦二人暮らしで子供はおらず、ふたりとも在宅勤務が可能な職種で、即影響を受けるタイプの業種でもない。
だからどうだ、という話なんだけれど…
結局は、自分の生活と人生に、まずまじめに向き合うことしかできないなと思う。
ふろしきを広げすぎてもなにも包めないし。できることを、やったほうがいいと思うことを、粛々とやるしかないなと感じる。

2

昨日からなんとなくモヤモヤとしていることがあるけど、しばらく文章にはまとまらなさそう。
わたしが好きなものっていったいなんなんだろう?と最近よく思うのだ。
2.5次元って、舞台ではあっても演劇ではない」というのが、どこか暗黙の了解みたいになっているように思える。
じゃあ演劇ってなんなのだ、と思うわけだけど…


「演劇」という言葉を聞くと、決まって思い浮かべる作品がある。
www.dcpop.org

ダルカラのお芝居、正確に言うと谷さんが書く戯曲がとても好きだった。
福島三部作は行けずじまいだったことを悔やんでいる。
谷さんの戯曲を過去に5作観たんだけれど、それがなかったらわたしは「小劇場でお芝居を観たことがある」って言えなかっただろうな、と思う。そういう意味での糧でもある。


今日はとくになんの結論も出ないんだけど…
ただでさえ本気で支えられる人口=”お客”が決して多くない界隈で、無意識のうちに線を引いたり、ジャンルをわけたり、心の中で除外したりする動きがあるとしたら、すごく無駄というかもったいないと感じる。
刀ミュの作り手の演出おじさん脚本おじさん、プロデューサーおじさんまでが、”小劇場”で生きてきた人たち、という点は無視できないと思う。
以前茅野さんが「2.5次元トップランナーたち」刊行記念のトークショーで言っていた、垣根を無くしていきたいという切実な思いは、今の状況に照らすとより重みが増す。
http://gakugei.shueisha.co.jp/image/kikan/25jigen/event_02.pdf

この話は、本館のほうでいつか真面目に書き直すかも。それまでの思考整理みたいなところある。

3

外食にいけないと料理するしかないんだなぁ、と思う毎日。
駅からだいぶ離れた場所に住んでいるので、テイクアウトができるお店はどこも徒歩15分くらいはかかる。ので、平日仕事の後に行くのはさすがにだるくて、夜は基本作ることになる。
別に特別うまかないんだけど、少なくとも料理するのが好きなほうでよかったなぁと思う。
段取りを考えて場所を片付けたり、鍋を順に火にかけたりしていく工程がわりと好きなのだった。
ソースを12分煮込むということはそろそろパスタの鍋に湯を沸かそう、とかそういう組み立てが好き。

さばの缶詰とカットトマトの缶詰でパスタ。
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水煮缶のレシピなのに、缶詰をいきおいよく開けたらなんと味噌煮缶だった。おおうまじかよ。
一瞬迷ったけど「トマトと味噌は合うからいけるっしょ!」って気にせずぶちこんだところ、問題なかったです。おいしかった。
レシピにないほうれん草も栄養バランス的にぶちこんだので、お前にとってレシピとは?となる。
素直じゃないので、Google検索結果からクックパッドではなく各種食品メーカーサイトのレシピをクリックする人間です。



今はもしかしたら、わたしに足りてなさすぎる生活の基礎力をいろいろとあげられるチャンスなのかなぁ、と思っている。
細々したことが癖づいたら、またいつか家を全力であけまくる日が来ても、もしかしたら前ほど生活が荒れないかもしれない、というささやかな願いが…(むりかもしれない)