観劇以外

もはやタイトル詐欺のあなぐま(anagmaram)別館。本館→https://anagmaram.hatenablog.com/

本とアニメと睡眠と

気づけばもう5月も後半なのかー。早いなぁ…。

引き続きダウナー気味なので、やっぱり本を読みまくった土日。
十二国記は全部読み終わった!最終巻「白銀の墟 玄の月」1~4を読了。
www.shinchosha.co.jp

「…戴かわいそうすぎない!?」って改めて思ったよ!どの国も大変そうだけど、特に大変そうすぎでしょ!?
これから読む人も沢山いるのでもちろんネタバレしないんですが、戴はたいへん…戴だけに…みたいな気持ちに…(なるな)
スピードを出して読みたくてもスピードが出せないのは十二国記ならではだなぁと思った。
なぜなら、あの独特の読みがなが覚えられないからです!
独特の当て字につぐ当て字、当て字じゃなくてもおよそ常用漢字じゃないよなという漢字や独特の人名。
「えっこの人なんて読むんだっけ」「えっこの単語なんて読むんだっけ」の連続なので、うっ…としょっちゅう引っかかってしまう。固有名詞はずっとルビありでいいのでは!?ってなるくらい、覚えられなかった…。
世界史は大好きだけど唯一中国史になるとてんでだめだった理由を思い出した。固有名詞が漢字の羅列になると、とたんに見分けができなくなるんだよ…!笑
カタカナなら覚えられるんだけど、って言うと日本史選択の友人には「逆!」って言われてたな。個人差あって不思議ですよねこれ。

あ、当然だけどめちゃくちゃおもしろかった!(当たり前すぎて、面白かったって書くのを忘れた)
主人公たちがあまりにもしんどい目に遭い続けるので「なんでこんなにつらい話を?」と思いながら読み続け、ものすごくものすごく我慢したあとの、あの「スコーン!」と空まで突き抜けるようなカタルシス…!が最高のご褒美なんだけど、
そのカタルシスすら大上段に構えなくて、めちゃくちゃ良いクライマックスのシーンをあっさり3ページ未満の描写で終えたりするから「エッ嘘でしょ~~!?もっと勿体つけていいのよぉぉぉ!!!」ってなる。
でもそこに小野先生の矜持のあり方を感じると言いますか…。そこで筆致を抑えられるのかっこよすぎる。
4巻目の数カ所、最高すぎて読了後に何回も読み返した。は~~~。
久しぶりに体力が必要な読書をしたの楽しかったな!


日曜は「BNA」後半6~12話を一気観。
bna-anime.com

TRIGGER×中島かずきらしい「ヨッ!待ってました!」のオンパレードで、みたいものが見られる、という満足感をたっぷり味わった。
中島かずき脚本は、「相互理解と自己実現の両立」がずっとテーマに在り続けているような気がする。
「およそ相容れない部分の多い存在同士が、どうやってお互いを認め合いながら、自身の信じる道を貫くか」という物語に感じる。
ネタバレにつながることは言わないんだけど、BNAは過去の作品からそこがより丁寧に掘り下げられて、答えが提示されているような印象を受けた。
わけのわからんギャグ回もちゃんと(?)入ってて、そこで出てきたキャラが最後までいい味出してたりもして。
スカッとしつつ押し付けがましさがなくって、ほんとにこの座組で作られるアニメが好きだな~!

Netflixで見てたんだけど、放送の方が追いかけなんですよね。ネトフリ見れて暇な人にはとってもおすすめアニメです。
久しぶりにグレンラガンも見直したくなったな。どうせ暇だし見るか…!?


アニメ沢山みて本沢山読んで、それ以外の時間は寝ていた土日だった。
日曜なんて12時間も起きてなかったかもしれない…。
現実逃避したい時は過剰に寝まくる、つまりは睡眠に逃げる癖があるんだけど、それが顕著に出てるな!という感じ。
そんな時でも楽しいと感じられるものは楽しいままでいてくれるから、とりあえずはそれでいいよね、と思う。
少なくとも、おそらくここ数年で今が一番、寝不足ではないのは確か。