観劇以外

もはやタイトル詐欺のあなぐま(anagmaram)別館。本館→https://anagmaram.hatenablog.com/

内と外

明らかに本館のブログに書きなよ、という内容なんだけど、あちらは見てくれる人数が桁違いゆえ、ごく私的な言葉を書くのはなんだか気が引けて(…ブログなのに!?)なんとなくこっちに書いています。前置きがなげえんだわ。



もう何度もあちこちで書いている話なんだけれど、表に立つ仕事をする人としての、まりおくんのスタンスと安定感が本当に好き、という話をします。


自分が表に出すと決めたこと、どう振る舞うべきかを考えた結果、選ばれて表出されるもの。その内容の一貫性と、とにかく「安心して見てられる感」には、目を見張るものがあると常々思います。

先日まりおくんが企画者として開催されたアクターズリーグで、もうファンはあらゆる面で大興奮&大喜びをしたんですけど、

マルチアングルで配信されていた「ベンチカメラ」の様子が、とにかく最高だった。

チームキャプテンでもありプロデューサー業も兼ねているまりおくん。試合中に常に色々な部分に細かく目配りをしている様子が、その映像からふんだんに伝わってきました。
何回でも選手交代可能な特別ルールを活かして「まだ打ってない人!」ってメンバーに声をかけては打順を組み替えたり、スタッフさんとこまめに段取りを確認する会話をしていたり、初回ベンチに戻ってすぐ「マスクつけよう!」ってジェスチャーでメンバーに促したり、守備・攻撃の両局面でキャプテンとして打席やマウンドに立つ選手を鼓舞する声出しをしたり…そんな姿が目一杯映っていたんです。

なんというか…「そりゃあ、この人にはみんな自然とついていくよな」って納得するしかない感じの、ケチの付けようのない、あまりにも立派で頼もしい振る舞いでした。

なんせ普段のお仕事よりもだいぶ素に近いはずの状態で、あのかっこいい野球のユニフォーム姿で(似合いすぎなのよ)、そんなの長時間見せられたらもう「好き…!!!」になってしまうしかなくて……いやもとから好きなんですけど(茶番)、もうとにかく徹底的にやられました。清々しいほどにやられた。
現地でプレー姿見てるときも間違いなく最高にかっこいいなと思ったけど、配信で舞台裏を見て、余計に好きが加速しましたね。


どうあるべきかを決め、かつそのように振る舞うためには、揺るぎない意志の力が絶対に必要です。
まりおくんはこの半年ちょっとの間で、なんだかぐっと背負うものが増えたというか…そういう「なにかを背負って立つ」役目を担う機会が、特に多かった期間のように思います。
増えた責任の中で守るものは守りつつ、でも攻める部分も大切に、姿勢としてはニュートラルに柔軟に、それでいて芯にある自分らしさは失わずに…といった風に、のびやかに今の時間の中を泳ぐ姿、本当にただただ、かっこいいなぁと、痺れるように思うのです。
もうね、「在り方」がかっこいいのよ。


そしてなにより、そういった形で「表」に見せる姿と、プライベートとして保持する内側の部分とに、しっかりと線を引いているところも、こちらからは見ていて安心できるポイントだったりします。

どうかその内側の世界は、ただご自身のために、この先も変わらずに守りつづけてほしいなぁと思う。
ファンから見てとてつもなく距離感が近いように感じさせてくれる部分と、かといって実際は果てしなく遠いよねと実感する部分とが両立している、そのバランス感覚がなんといっても頼もしい。
具体的にうまく言えないのですが、まりおくんを見てると「あぁ、ちゃんと(?)隠されている部分があるんだな」と思って、すごく安心する瞬間があるんですよ。


そうなんだよー、あくまでもそうすると決めて「外」に見せてくれる姿だけでいいんだ。それを見て素敵だねかっこいいね!ってキャーキャー言えたら、こちらはそれで十分なんです。
まりおくんがお仕事に傾けた情熱や注いだ努力はあやまたず全て受け取っていたいなと思うけど、かといって内側を何でもかんでも共有できるなんて思ってやしない、仕事から伺い知れる"その先"までは、無理に見たいつもりはないのです。心身ともに健やかであってくれたら、それで良い!


表に出る俳優という職業を続けてくれてありがたいなぁ、お仕事の様子がいつも楽しいなぁ、みたいな気持ちになることが常なので、ご本人のスタンスとこちらの応援のタイプが、何かしらちょうどいい具合に噛み合っているのかな、とも思います。
だとしたらそれもまた、ラッキーなご縁であることかな。


このかっこよさも安定感も、俳優という仕事を続ける上ではもはや欠かせない強みであり、才能であるなと思うわけです。
「応援してて、とにかく楽しいんだよな、かっこよすぎて本当、困っちゃうんだよな……」という気持ちがロミジュリ大楽→アクターズリーグの流れでどうにも止まらなくなり、唐突に書きたくなった文章でした。



そして「そういえばこれを大幅に引き伸ばしたみたいな記事、本館にあったわ」というオチがこちら。