観劇以外

あなぐま(anagmaram)別館。本館→https://anagmaram.hatenablog.com/

「ステータス:強い」がもたらすもの

やらなきゃいけないことがあったり、叶えたいことがあったり、
どうしても譲れないものがある!という場面で、じゃあどうするの?と言われたら、
とりあえずわたしには「やる」以外の選択肢がない。
やらなきゃいけないことは、やらないと終わらないし、努力しないと欲しい物が手に入らないのだったら努力する。だからとりあえず、できることを全て、やる。
考えててもグダグダ言ってても状況は変わりっこないのだし、「やる」以外に取れる手段はそこにない。その方が早いって思うから。
そうやってガシガシと体当たりのように全てのことにぶつかり続けていたら、「強い人だね」と思われることが昔よりだいぶ増えたように思う。


…そういうふうに強いと思われることがしんどい、という話をしたいと思われたでしょうか。いえ、ちょっと違うんです。

ここ半年くらいで難しいなぁしんどいなぁと感じたのは、そうやって「ステータス:強い」をがむしゃらに装備している状態が、私の中で周囲への気配りのなさ、無理解を生じさせる原因になっているのでは?という可能性に気がついたこと、である。

わかりやすくいうと「自分ができるから周りだってできるでしょ」「やればいいのになんでやらないの」みたいな思想を、いつのまにか持ってしまっていないか?ということですね。
無意識のうちに結局すべてを強者の理論で語ろうとしているんじゃないか、みたいなところに思い至るようになって、うわそれめっちゃしんどいやんけ!?って感じている。
強者の理論ですべてを語ることだけは絶対にしたらだめだなと思うから、そこには想像力を残し続ける努力が必要で、そうして自分を律していくのもけっこう骨の折れることではあります。


自分で決めて、実際に決めたとおりに進める力があることは、たしかに強いのかもしれない。
でもたぶん、そこにあるのは「意志」だけで、事実がどうであれ、状況がどうであれ、やろうと思ったから全てのことをやっているだけなのだ。
でもその事実やありようだけでもいったん誰かを傷つけるのだとしたら、本当にどうしたらいいのかなぁ…と思うことがある。
そしてそこに関しては、本当になにもできないのが多分正しくて。
受容する側の在り方にまで心を砕いていたら、いつか私の心が死んでしまうと思うので、どうもしないんだけど。
なんていうか、それでも「(私が)いるだけで疲れる・しんどい思いを(周囲に)させる」タイプの人間では確実にあるわけだな、と感じる瞬間がぴりぴりとあって、うへ~それ、自分で自分に疲れる~かなし~!って思ったりしている。


私は言うほど強い人間ではとくになく、あるのは負けず嫌いでわがままな意志のかたまりだけです。そしてここには、言うほど強いとは思われてない、ただのひとりずもうの可能性もある。めんどうくさい!


でね、ここまで書いていて、最終的に頭に浮かんだのは幕末天狼傳でのはっちと兼さんのやりとりだから…おたくをやっていると生きやすくなることは確実だな!と思いました。
何かを背負ってる人物造形に異常に感情移入するのも、このメンタリティだとさもありなんだよな!
私が刀ミュの三日月やエリザベートのシシィに感情移入するのは、自分としては納得感しかない。(※ウルトラおこがましいということを前提として聞いてください)
あと、基本的に自分のこと考えるのすごく嫌なんですよ!…だって二十歳そこそこの若人じゃあるまいし、自分のこと考えても、得るものってとくになくない!?笑 大学生のころに飽きるくらい考えたからもうええわ!
自分について考えたって欠陥が目につくだけだし、マジで無駄に疲れるだけじゃん!落ち込むし!…って思うので、そのエネルギーを推しと好きなエンタメに全振りして生きてるんですが、元がしぬほどめんどくさい性格をしている私には、そのバランスがめっちゃちょうどいいっぽいです。
推しのこと考えてると勝手に精神状態が安定する!間違いなく、推しの存在は、人生のインフラ!!!(クソデカ声)


なんにせよそういう癒やしの側面もエンタメやフィクションには多分にあるんだよなぁ、とつくづく思うので、早く次の観劇に行きたいです。…最終的にブログのタイトルを無視するんじゃねえ!

福岡で好きだったカフェたち

まだあるのかな、ってドキドキしながら検索したカフェがまだあって嬉しくなった。

www.tripadvisor.jp

いちばん好きだったのはCafe Tempoというお店。
www.tripadvisor.jp

西鉄福岡天神駅の南口からすぐ、警固神社のちょうどむかいの位置、国体道路ぞいにある細長いビルの上階に入っているカフェ。
上記のとおり駅からはごくごく近いんだけれど、なにせ階が高いので、とにかく混まないという特徴がある。
お店にとってはあまりうれしくないことだとは思うんだけど、お客からするとそこがすごく良かった。
本当に何回も行ったけど、入店してみて座れなかった経験が、わたしが記憶する限りでは一度もない。
土日はともかく、平日の昼間は本当に空いてて快適そのものだった。お店の人も優しいしご飯も美味しいのに、「エレベーターで上に上がらないといけないだけでこんなに混まないものなの?」とよく不思議に思っていた。
だからもうなくなってたらどうしよう、ってハラハラしながら検索したけど、どうやら健在のようで嬉しい。

このカフェにはいろんな人と行ったけど、いちばんよく行ったのはひとりでだったように思う。
窓際に、ちょうどテーブルひとつぶんくらい、外に向かって出っ張っているような半端なスペースがあった。そこにすっぽりとおさまるように、テーブルがひとつと、L字に囲むように椅子が二脚おいてある。
その席に座ると、ほどよい狭さに、秘密基地を家の中でつくった子供みたいな気持ちになれる。すごく落ち着くから、あいていれば必ずその席に座った。
…情景を書き起こしたら座りたくなってしまった。

わたしがよく行っていた当時はサラダとパスタのセットがなんと税抜680円。今はいくらなのかな。
明太子のクリームパスタ、チェーン店のじゃない味を初めて食べたのはたぶんこのカフェ。美味しいです。


www.tripadvisor.jp
アペティートは福岡に何店舗かあるパン屋さん。
天神地下街の、真ん中からはやや北寄りにある広々としたカフェで、どことなくアメリカンダイナー風のインテリアが好き。
お店は三方を地下街の通路に囲まれる形になっていて、通路に面している位置はすべてガラス張り。
すぐそこを人がたくさん行き交って行くガヤガヤした雰囲気と、地下街のあの茶色いタイルと、カフェ店内のインテリアとが、すごくマッチしているのだ。
サラダをつけられるセットをよく食べてたなぁ。
アペティートは、たぶんわたしが「チョココルネ」というパンを覚えたパン屋さんのような気がする。



リストに入れたお店の全部については書けなかったけど、他のカフェも好きなところばっかりです。
っていうか、イムズ建て替えで来年なくなっちゃうんだよなー。つまりオクタホテルカフェもなくなっちゃうんだな。寂しいな~。
この記事書いてたら、先月帰ったばっかりだけど福岡に帰りたくなった!
(カフェのリストなのに途中でとつぜんうどん屋さんを入れたくなったりしたけど我慢した)

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香水が好き

好きなものについて文章を書くのが好きなので、唐突に香水の話をします。

香水が好き。
毎日出かける前に、行き先が仕事でも遊びの約束でも観劇でも、ほぼ必ず香水をつけてから行くのが習慣になっている。
手首の内側にワンプッシュだけふきつけて、それを両手首の内側でこすって、両耳の下あたりの首筋につける、というやりかた。

むかし実家でこのつけかたをしていたら、母親に「それだときつく香りすぎるんじゃない?もっと内側につけたらいいのに」って言われたことがあって、へえ~そうなのかと思ったんだけど(お腹のあたりにつけたりするとほのかに香っていいらしい)、このつけかたが好きでやめられないんですよね。
だって仕事中、顔まわりに手をやったときに、手首から不意にふわっと好きな香りがしてくることのリラックス効果が半端ない。
夕方にはもう薄れてわからなくなってしまうくらいの量なんだけど、それでもつけ忘れるとなんだかその日はそわそわします。

そう、つまり量としてはそれくらい少量なので、たぶん自分にしかわからない程度の香り方だと思われます。隣の席でもわからないんじゃないかな。
わたし自身、嗅覚はたぶん結構鋭いほうで、強い香水→数秒後に即頭痛タイプの人間なこともあり、周りへの影響にはかなり注意を払っている、つもり。
ほら、ありませんか?観劇のとき、となりの席の人が尋常じゃなく強い香水を使う人で、逃げ場がないゆえめっちゃ頭が痛くなってつらい思いをした経験。(※「観劇以外」だっつうのにナチュラルにまた観劇の話をしている)
自分だけがよくてもしょうがないからね。香りって。苦手な人にはテロにちかしい。。

そういう難しさもあるのでつけすぎにはほんとに注意!という感じではありますが、わたしにとっては好きな香りを身につけるのは、一種のお守りというか、しゃきっとして外へでていくために必要な機能のひとつ、という感じです。

以下使ったことのある、どれも好きな香水たちを紹介します。

バーバリー ウィークエンド・フォーウーマン

jp.burberry.com
生まれて初めて使った香水がこれでした。高校2年生のとき。
姉に誕生日プレゼントで小瓶をもらったんですよね。
どちらかというとこっくりしてて、濃い目に甘く香るんですが、その甘さがとっても「優等生」っぽくて、姉がわたしにこれを選んだ理由、今考えてもよくわかるなーってかんじ。なんていうか、すっごく「折り目正しい」香りがする。
数年前自分でも買い直してみたんですが、香りそのものは仮に今の年齢で使っても差し支えなさそうなやつなのに、香りによって呼び覚まされる懐かしさで卒倒しそうになり、ろくに使えませんでした。笑
秋うまれなもので、初めて使った9月終わりの「秋」そのものの空気の匂いとかまで、一緒にぐわっと思い出してしまう。
パッケージを見るだけで心がぎゅうううっとなるくらいです。香りはほんとに、音楽よりもさらに記憶に直結していますよね…。

エンジェルハート

こっちは初めて自分で香りを選んで買った香水。なんですが、使ってたのは「エンジェルハート ゴージャス」っていうラインで…今調べたら、ヒエ~10周年記念とかでちょっと前に復刻?されていたようだ。おそろしやおそろしや。
そして商品の説明書きを読んだら、

男たちが戦いに挑めるのは、彼女の存在があるから。
そう、女たちは永遠の"Spiritual Oasis".

って書いてあって、思わず真顔になったし、めちゃくちゃわらってしまった。ええ…なんか…イメージと全然違う…笑
angelheart-perfume.co.jp
スピってない、スピってないよな!18歳のわたし!!そういうイメージで香水えらんだわけじゃないよな!ただ香りが好きだっただけだよな!!!
…ブランドイメージを含めて選ぶって大切ですね(知らぬが仏という話もあるかもしれないが)。
なんか変なオチがつきましたが、これ、ものすごく好きで使っていたのに、なんでか香りが思い出せないんですよね…仮に触れることがあったら、それこそ撃たれたようになって動きを止めてしまうだろうなと思う。それくらい瞬間的に、いろんなことを思い出すだろうな…。
当時、対になるメンズ用香水として販売されていたライオンハートをつきあっていた人にプレゼントした、というおまけの思い出もくっついています。ワォ、若~!so young~!ですね。そんな~時代もあ~ったねと~(歌いながら次の香水の紹介へ)

◆サルヴァトーレ・フェラガモ インカントシリーズ

www.ferragamo.com
…公式サイト見てきたけどラインナップにないからもう作ってないっぽい!?まじで!?今知った。
インカントは色々つかいました。シャイン、チャーム、ブルームを使った気がします。
どれも爽やかさ+甘さが半々くらいな感じ。季節でいうと春~夏の香り方をする。
シトラスフローラルといわれるラインの香りがものすごく好きで、その点インカントはどれをとっても好みに合いました。ドリームあたりは甘すぎて使えなかったけど。
これも若い時すごく好きでリピートしてたんだけど、年取ってから香りをかぐと、びっくりするほど「若い!!!!!!」ってなったので、やっぱり適する年齢ってあるのねぇと思いました。いや、自分が若い頃に使ってた香水だから勝手にそう感じるだけかもしれませんが!
ちょっと前、最寄り駅の近くで目の前を歩いていた20歳くらいの女の子から明らかにインカント系の香りが漂ってきたことがあって、もうなんていうか、胸がきゅんとしました。はたち頃の女の子が無意識にまとう独特の無敵感に、どうしようもなくあの香りが似合ってた。

◆ランバン エクラ・ドゥ・アルページュ

過去につかったもののうち、これだけオードパルファンなのかな?(これ以外は全部オードトワレ、たぶん)
パルファンだけあって、わりと重ための香りです。それこそ秋~冬の香りという感じ。…って思いながら公式読んだらおもっきし「それは色香と輝きで満ちた春の息吹。」って書いてあってズコーなりました。春かーい!でも「色香」っていうのはすごくわかるなぁ。
www.lanvin.com
つまり、ちょっと注意が必要というか、つけすぎると頭が痛くなりそうなタイプの香りではあります。つける日の体調を選ぶところがある。
でも重ためならではの落ち着いた香り方をするので好きでした。なんというかちょっぴり幻想的。トップ・ミドル・ラストでわりと香りが変わっていく気がします。
香りのイメージについてわけのわからないことを言うと「頭が良くなった気がする」香りでした。なんていうか…大人びているというか…笑

ヴェルサーチ イエロー・ダイアモンド

www.versace.com
(公式サイト、日本語ないっぽい…そんな!?笑)
爽やかベクトルにぎゅいんと振り切った、夏につかってね!という感じのしゃっきりすっきりした香り。
おもいっきりシトラスに寄っています。ボトルもキラキラしているんですが、香りもキラキラしている。
爽やかなあまり、クセがなさすぎて香りが長持ちしないのだけが難点かな?今まで使った香水の中ではいちばんしゅっと飛んで行きやすかったかも。
これはなぜか海外出張のときに某アジアの免税店で買った思い出。なんか疲れ果てていたので、やけになってテンションがあがる買い物をしたかったのだ。免税になるわりに別にめっちゃ安い、ってわけではなかったけど、いい香りだったのでつけたらものすごく元気が出たし、本当に買ってよかったな、と思ったのを覚えています。

バーバリー ブリットシアー

jp.burberry.com
バーバリーの香水の中ではごく軽い香り方をする気がします。
同じラインでシアーのつかない「ブリット」もあるのですが、そちらよりは断然こっちが好み。
シアー=透明感のある、ということなので、つまりは薄めのあっさりした香りが好きなんだろうな!
バーバリーの香水は、ボトルに刻まれているバーバリーチェックの印象も相まって「は?媚とかしりませんけど」みたいなブリティッシュな香り方をするので好きです(個人のイメージです)。背筋がしゃっきり伸びている、インディペンデントな香りがします。



使わない人も多いと思うんですが、香水って習慣になると手放せなくなる気がする。
アトマイザー、めんどくさくてずっと導入してなかったけど、この間台湾遠征するときにさすがに荷物減らしてえ…と思って詰め替えて持参してみたら、「遠征先に好きな香りを持っていけることがもたらす幸福度!」となりましたのでおすすめです。
いや、そんなブログ書くほど好きなら、最初からアトマイザーくらい使えよ、と我ながら思う。めんどくさくて…瓶ごと持ち運ぶか、荷物が多いときは諦めるかしていた…そう、わたしは胸を張れるレベルのものぐさたろう…。

ちなみにここまで書いた中に、今リアルタイムで使っている香水は含まれていません!(ええー?)

という謎の秘密主義を発揮しておしまい。みなさんはどんな香りが好きですか?

スキンケアが好き(なので今やってるスキンケアを紹介してみる)

…スキンケアが好き!(お前はスキウサギか?)


スキンケアって楽しい。少なくとも私は好きである。いい匂いがしたりするスキンケア用品だと、つかっているだけで気持ちが安らぐというのもある。
あときちんとケアをしている私偉いぞ!という、自己肯定感の醸成効果もある。と思います。

実年齢は伏せるものの、体感としてはお肌の曲がり角はすでに数回曲がった人間なので、真面目にケアしないと本当にすなわち死です。
とはいえ、めちゃくちゃ手のこんだケアをしてるか?と言われるとそこはどうだろう…って感じなのですが、好きなりに今使ってるやつを紹介してみます。
わたし人のスキンケアとかメイクの詳細聞くの好きなんですよね!なので同じように他人のスキンケアに興味がある人がもしいたら是非~な感じで書いてます。
予め書いてしまうと、デパコスとドラコスが自由に入り乱れる感じです。笑

★そもそも、どんな肌質?

肌質はたぶん「普通肌」でいいのではないかな。。
とくに敏感だったり過剰にオイリーだったりはしていないような、、ごくごく中間的な肌質です。なのであまり化粧品を選ばないのは幸いかなと思っている。
ただ、加齢により以前よりは流石に荒れやすくなった気はしている。

★メイク落とし

  • アルビオン エクサージュ モイスト メルトオイルクレンジング

www.albion.co.jp

いま二本目になりました。
ここにたどり着くまで、メイク落としは数年間ずーーっとジプシーしており…長かった…。
若かりし頃は、オルビスのクレンジングリキッドorクレンジングジェルを使ってたのですが、徐々に乾燥が気になりだし、そこからはしばらくドラコスでいろいろ試したけどどれもしっくり来ず。ファンケルのマイクレも試したな。
直近だとカバーマークのクレンジングオイルを2本使いきったりもしたんですが、
・オイルタイプはやはり乾燥がつらい
・ミルクタイプはぬるつきが気になる
・感触としてはジェルタイプがベスト
となり、探し求めていたやつだ〜!となったのがこれ。もらったサンプルの使用感がすごく良かったのが決め手でした。

しっかりメイクを落とせつつ、乾燥しづらいです。
テクスチャーがとろりとしていて、肌触りもとても気持ち良い。香りも良いので言うことなしで、チューブ1本で1.5ヶ月は持ちました。

過去にブライダルエステに通ったとき、サロンから試供品でもらったメイク落としが人生で最強によかったんだけど、それに近いテクスチャーだったんですよね。
ちなみにそのサロン専売のメイク落としは6000円しました。(…んなセレブリティなクレンジング、買えるか~!笑)
エクサージュ、メイク落としだけで4つくらいラインナップされてるのが特徴的な気がする。それぞれに合うやつが見つかりそうなので気になる方はぜひ。ほんとに香りが良いよ!

洗顔

www.albion.co.jp
クレンジングに比べるととくに思い入れを持って使えていないと今気づいた。笑
えっと、ごく普通の洗顔…だと思う!笑
洗顔ネットを使うと少量でアホほど泡立つので、今年の2月に買ったチューブがまだまだなくならない、というBAさんには怒られそうなペースです。

www.kanebo-cosmetics.jp

たまに「洗わなければ!!!」という気持ちになると、1〜2週間に一回くらいこれを使います。
確実に手触りが変わってするんとする!
湯船につかってきちんと毛穴を開いたあとでこれを使うと、角栓までけっこういい線いきます。詰まりが完全に取れる、とまではいかないけど。
洗えた感があるのが好き。そのあとの化粧水の浸透も良い気がします。

★美容液

  • メラノCC 美容液

jp.rohto.com

  • バイオイル

www.kobayashi.co.jp

まず最初に、ニキビができてしまったところ、およびニキビ跡にまずこの2つを塗ってます。さきにメラノCC→バイオイルの順。
この組み合わせ、マジでめちゃくちゃおススメ!!!
ニキビが治りづらい、治っても跡になる…っていうのが加齢を重ねた肌のお悩みとして出てくると思うんですが、これが1番効きました。
GW明けくらいに残ってたニキビ跡がついに消えて大歓喜です。それでもまぁ3週間かかってるけど…でも何やっても残り続けてたのに比べれば全然!
どっちもとてもお手頃価格なので試しやすいところもおすすめポイントです!

www.albion.co.jp
こちらはめちゃくちゃ悩みに悩んだ結果買った、定番高級美容液でございます。。
でもエクラ使うと肌質が明らかに変わると思った…。基礎力がめきっと音をたてて上がる印象。キメが整いやすくなる、と思う。
サンプルを何回かもらってて、その度に感動していたので、今年になって勇気を出して買いました!高かったけど!涙
朝晩使えって書いてあるけど値段みると「んなの無理だよ~!」ってなるので、しょうじき夜だけ使ってます。その結果、めちゃもちます。これまたBAさんに怒られそうな。笑
基本的に言うことないのだが、なぜか若干メンズ化粧品よりの香りがするのが謎である。しぶめ。もうちょっと華やかな?香りだったらもっと良いのに~!笑

★化粧水

  • ハトムギ化粧水(ローションパックで使用)

www.naturie-net.jp
ここでいきなりど定番のプチプラコスメです。
かつて一世を風靡した(気がする)、つまり最早いにしえ?の知識になりつつある気がするんだけど、佐伯チズさんのやり方でローションパックをしています。
無印のさけるコットン2枚をつかって顔全面にパック。具体的には1枚のコットンを4枚に割いて、計8枚で顔面を満遍なく覆ってます。
(やり方公式でまとまってるかな?と思ったけど、意外に見つからず…水道水でまずコットンを濡らして軽く絞り、そこに化粧水を含ませて、さらに薄く割いてパックにする…というやり方です。超ざっくり言うと。慣れると超簡単です。)

このパック方法、大学生〜社会人になってもわりと長いあいだ続けてたんですよね。でも最初に肌の曲がり角のヘアピンカーブを迎えた以来「化粧水に威力が足りてない気がする」と思ってやめてしまってたんですが、なんとなくここ3ヶ月くらいで再開したところです。

なんだかんだ試した結果、結局肌の調子の底上げに効くのは、高い化粧水でのパッティングよりも、お手軽価格の化粧水をバシャバシャ使うローションパックな気がする…と実感してきた。
でも若い肌ではないゆえ、それだけじゃ足りないので、やっぱ最初に美容液でテコ入れしないとダメなんだと思う。

なので「美容液にガツンとお金をかけて、たくさん使いたい化粧水はプチプラで」というバランスのとり方をしています!

★乳液

  • キュレル乳液

www.kao.com

保湿面はこれを数プッシュで蓋をして終了です。クリームが苦手なんだよ…!
真冬も同じ方法ですが使う量はさすがに季節で変わるかも。
キュレル、明らかなセラミドのにおいがして好き。化粧水もたまに使うけど、まじでいくらでも肌に入るのでウケてしまう。

スペシャルケア

  • Q.お前ニキビになるつもりか?!予備軍を発見したとき
  • A.オードムーゲ薬用ローション

www.kobayashi.co.jp

これでまずはコットンでの拭き取りしてます。意味があるかはわからんが…やらんよりはましかな…という気持ち。
そのあとに美容液からの通常ケアをやってます。
まぁでも、ニキビ…なくならないよね…。笑
高校時代の親友が「ニキビにあんまり悩まない」というので「化粧水何使ってるの」って聞いたら「…オードムーゲ?」と答えられた、という思い出に基づいて使っています。
まさに消毒液みたいな匂いがします。笑

  • Q.めちゃくちゃ肌が荒れて死ぬ!というとき
  • A.ミノン アミノモイスト ぷるぷるしっとり肌マスク

ぷるぷるしっとり肌マスク|製品紹介|ミノン アミノモイスト|第一三共ヘルスケア

貼るのにかなり難儀はするけど、これは何と言っても沈静化作用がすごい。
「とつぜん顔中に謎の赤いプツプツが湧き出た!」みたいな時に、半泣きでこれに頼ります。
20分くらいパックして剥がし、そのあと寝ると翌朝には大抵、肌が復活してる。ので信奉しまくっています。
コスパ考えるとけっこう高いので(1枚300円くらいする計算)、使うとしても月に一回くらいかな。といいつつ、花粉で肌が荒れまくった春先は1週間に1枚つかった時期もあった。。
使うときは、軽く化粧水で肌を整えてからべたっと貼ってます。
このマスク、ぷるぷるとかいうレベルを越えて、使用感としては顔にゼリーを塗りたくる感じなので、剥がしたあとにはさすがに何もいらないです!笑

www.albion.co.jp

…これを浴びるように使えたらなー。と思うんですけどいかんせん、贅沢に使うには、たけぇ…笑
合わなかったからあげる~と言われて小さいボトルを姉にもらったことがあるんですが「えっめっちゃ良くない!?」ってなって。
上記のような「謎の赤いぶつぶつが…!」みたいな危機的状況のときに、サンプル一回分を贅沢にコットンに染み込ませきってパッティングしたら、やっぱ落ち着いたのよね。。実力を感じた。
なので、日常づかいはせずとも、小さめのボトル買っておいてレスキューようにしてもいいのかな?と思ってます。

  • Q.やばいありえんくらい紫外線浴びた!のとき
  • A.メラノCC集中対策マスク ※マツキヨ限定商品

www.matsukiyo.co.jp
これ最近のウルトラヒット。超おすすめ。店頭だと7枚入りから売ってました。
…ビタミンC要素が強すぎて、自分の顔からC1000タケダみたいなにおいがしますが!笑
(※その分すこし刺激は強めかもしれないので、敏感肌の方は気をつけた方がいいかも!)
キメが整ってつるっとするし、うっすらとだけどトーンが明るくなってるのでは…?という感じがします。まじでびっくりした。
これは「一日野球場にて日差しを浴びまくる」ことが確定していたため、怯えてアフターケア用に買ったものでした。笑
実際のところ、なんかそんなに日焼けせずに済んだ→でもまぁせっかく買ったし、で今週使ってるんだけど、夏に向けてまとめ買いしてもいいと思うくらい良い。オススメ!
※ちなみに、日焼けをしそうになった理由はコレでした。↓
anagmaram.hatenablog.com

★番外編

  • ヘリエホワイト

jp.rohto.com
勧められてはじめて知った、飲む日焼け止め的なやつです。
…飲むのと飲まないのとでは、全然違う気がした!
先述の始球式遠征の件、当日はもちろん帽子をかぶって臨んだんですけど、にしても焼けずにすんで驚きました。笑えるくらいの快晴で、太陽に向かって少なくとも3時間は座っていたのに!
カテゴリとしては食品になるみたい。
めっちゃ紫外線浴びまくる!って確定してる時に飲んでみるのオススメかもです。



とつぜんOLのようなエントリーを書いてしまいましたが、こうしてまとめてみると「製薬会社強いな」って思いました。笑
ブランドとして好きなのはアルビオン!って感じですね。

…そしてここまでいろいろ書いたけど、何より肌荒れを起こさないためには「睡眠」が一番だいじな気がしてるよ!
ブログばっか書いてないでさっさと寝ような!笑

地元(福岡)が好き

という気持ちが盛り上がったので唐突にこっちのブログ書こ!


私の地元は福岡です。両親の血筋的には100%東北人だったり生まれた時は東京にいたりいろいろあるんですが、人生の大半の時間を過ごした街でありそもそも実家は今も福岡にあるので、「地元は福岡」といって差し支えないと思う。
学生の頃までを過ごしたので、思い入れという意味ではものすごく濃いものがある場所です。

福岡はいい街だよ、というのはまあ正直一般的にもよく言われることではありまして、単身赴任や出張で行きたい街としては札幌と並んでいつもトップだとか、それなりに魅力がある場所として全国的にも認識されているように思う。
そんな中で、住んでたからこその感傷をちょっとだけ書いてみる。



学生時代の私は「エコルカード」という、路線バスが学生限定・月額定額で乗り放題になるカードを使い、本当にどこまででもバスに乗って出かけたものでした。
ご存知の方もいるかもしれませんが、福岡、引くほど交通機関の中でバスが強いです。その名を西鉄バスという。奴は街の支配者と言っても過言ではない。
福岡市の繁華街・天神のど真ん中を貫く渡辺通りを高い位置から見下ろすと、バスが道にぎゅう詰めになっているその光景に笑いが出るほどです。西鉄バスに牛耳られた街であることが体感できて面白いので、福岡に行く機会がある人は、三越の9階あたりからぜひ試してみてほしい。

そんなバスに支配された街、福岡の中心部には、都市高速という高速道路が走っています。
一般の高速道路である九州自動車道から合流して、いつのまにか名前を変えるその道路は、略して「都市高(としこう)」と呼ばれています。
だから、上京してすぐは「首都高」って単語がどうしても言えなくて、代わりに都市高と言ってしまい伝わらずに、ひとりで恥ずかしい思いをしたことを覚えている。

その都市高は、天神の中心部から西側に向かって、海沿いに伸びています。そしてそこを、ふつうの路線バスであるところの西鉄バスも、当たり前にがんがん走っていくんです。面白いよね。バスが料金所を通って高速を走り、またしばらくしたら降りて一般道を走るんです。


私は、その都市高を走るバスから見る、福岡の海の眺めが大好きでした。
もちろん都市部に面している海なので、そうだなぁ…羽田空港に行く時に見える海の雰囲気なんかにちょっと近い。でもしばらくするとそこに突然人工の砂浜が登場したりもする(そのへんのエリアをシーサイドももちといいます)。
だから別に、めちゃくちゃに綺麗な「ザ・海!」って感じの景色では勿論ありません。

でも、びゅんびゅんとけっこうな速度で走るバスに乗って、高速道路の高い位置からぼんやりと、だだっ広い紺色の海を見下ろしていると、なんだかものすごく「自由」みたいなものを感じました。
真夏のぎらぎらに晴れた日なんかは特に。光を反射する波はチラチラと眩しく、上には空がどかーんと広がっていて。その景色を横目にぐんぐん飛ばして走るバス。
その時間はいつも、陳腐だけど、今すぐどこへでも行けそうな、果てしなく自由な気分になった。実際にはバスのシートにぎゅっと座って、そう遠くない場所へ行くだけなんだけど。


地元がとにかく大好きだった私が、就職のタイミングで福岡を出ることに決めたのは「今出ない限り、私は一生ここにいるだろう」と感じたからでした。
今を逃したら、好きすぎて今後絶対に出られなくなるだろうなと思った。だったらいっちょ、思いっきり若いうちに出ておくか!戻りたくなったらいつでも戻れるし、と。

そうしてえいやあと地元を離れて、私は東京で働き始めた。
正直、東京の全てが無理すぎた。
電車は混みすぎてて乗り方がわからないし人は歩くの速いし店員さんは無愛想だしご飯は高いくせに美味しくない。なにかしゃべるだけで博多弁が可愛いと言われてうっとおしい。会社の同期と仲良くしようとすると、九州の人はいきなり心の距離が近いよね、と苦笑いされたりした。
何もかもが全然楽しくない。3年くらいは、帰りたくて帰りたくて仕方なかった。
でも頻繁に福岡へ帰ってしまうと、もうそれこそ二度と東京でなんて暮らせなくなるんじゃないかと思って、無理して年に1回しか帰省をしないようにしていた。


福岡にはもちろん飛行機で帰ることになる。
羽田~福岡便の飛行機の着陸ルートは、西側の海から入っていくパターンと、東側の山の上から入っていくパターンの二通りがある。

ある年の帰省で、初めて西側の海からのルートを経験した。
ぎりぎり夕方と呼べるくらいの時間帯、徐々に薄闇に沈んでいく福岡の街。奥に広がる街並みの明かり。そして海沿いの高速道路の上に灯る、たくさんの自動車のテールランプ。
飛行機がその景色の中に向かって着陸していくその時間、むかしバスの中から見ていた景色を唐突に思い出して、なんとも言えない心持ちになった。
あぁ、帰ってきたんだなという喜びと、時間が経ったことを痛感したよくわからない感傷と。そのふたつがないまぜになった感情が、苦しいほどに胸のうちに湧いた。


学生時代、バスの中から海を眺めていた私は、べつにどこか遠くへ行きたいわけじゃなかったような気がする。
でもなんというか、たぶん「どこへでも行ける」って思えるその感情の動きこそが、自由を表していたんだろうなぁ、と思う。



上京したての頃みたいに、ヒリヒリした気持ちで「帰りたい」って思うことは、もうない。
だけど帰るといつだって、「ずっとここにいたいのに、なんで私はここを離れていくのかな?」と思う場所。
それが私にとっての地元、福岡です。
それくらい、福岡が好き*1

*1:このブログ「観劇以外」ってタイトルつけてるけど、くろステの大千秋楽、そんな大好きなまち福岡で、皆さんが素晴らしい時間を過ごせますように~!(結局言いたいことそれなんかーい)

「見えないものは、ないのと同じ」って、昔みうらじゅんさんに雑誌のコラムで教わった話

さっき思い出した話、さらっとツイッターに書こうかと思ったんだけど、これ過去のわたしにとって超だいじな出来事だったので、せっかくだからこっちに書いておこ!(妖怪ブログ書き魔)

実年齢がバレるのでいつの話か詳細は書かないんですけど、X年前の出来事です。
とある女性ファッション誌…たぶんSteady.だったと思うんだけど、正確にはどれだったのかがもう思い出せないんですが…とにかくその雑誌の中に、よくある人生相談のコラムが載ってたんです。読者が投稿した各種お悩みに、著名人が答えてくれるというスタイルのやつ。そしてその回答者は、みうらじゅんさんでした。

そのコーナー、毎月なんとなくパラ読みしてたんですが、ある号で、とても衝撃的な回答に出会ったんです。

その月の質問者は20代半ばのOLで、いわゆる「SNS疲れ」について相談している投稿でした。
「友人のFacebookを見ていると、毎日みんな充実しているように見えてしまって焦る。自分も周りに見劣りしないようにと思ってカフェにでかけたり美術館に行ってみたりして、その内容を投稿するけど、さほど楽しくもないし、何のためにやっているのかわからなくなる。それなのにみんなの投稿を見ているとキラキラしていて、すごく辛い。どうしたらいいでしょうか。」
…みたいな内容だったと思います。


それに対するみうらじゅんさんの回答が超シンプルで、
「見たくないなら、見なければいいんです」だったんですよね。
「見えないものは、ないのと同じです。だから見なければいい」って。
…もちろん他にも文章は続いてたんだけど、この言葉があまりにも衝撃的だったので、それ以外の部分は記憶から抜け落ちてしまってるんですが。笑


これを見た時、当時の私はまじで目からウロコがおちました。
「そうか!!??見なきゃいいんだ!!??」ってひっくり返りそうになりました。
見えないものはないのと同じ。でもこれ、ほんとうにそのとおりだなと思った。

この時のわたし、まだめちゃくちゃ「若い」と呼んで差し支えのない年齢だったんですが、その時どうしても、まぁ、ゆってしまえばちょっと苦手な友人がいまして…そういうこともあるよね。
その理由がまたわたしは昔から変わらないな~と思うんだけど、彼女本人が、というより、彼女が書くテキストがどうも苦手だったんですよ。笑
彼女はブログをやっていました。私は彼女の書く文章が苦手だな、と思っているにもかかわらず、ブログが更新されると、必ず見に行ってしまう、そして謎にダメージを受ける…ということをひとりで繰り返していて。
見たくないなら見なきゃいいのに、わざわざ見に行って疲れる、っていうのをやってしまってる時期があったんですよね。


そんな時に出会った一言だったので、かなりインパクトが大きかった。
そりゃ、見なきゃいいっていうのはわかってはいるけど、そういうふうに正面から言われると逆に新鮮というか、や、やってみようかな!?みたいな気持ちになるっていうか。

それで、そのみうらじゅんさんの教えに従い、しばらく悩んだんだけど、思い切ってその子のブログをブラウザのお気に入りから、えいやっと削除してみたんです。見に行きたくても、見に行けないように。存在自体を自分の手元から無いことにしてみた。


…そしたらね、びっくりするくらい、めっちゃくちゃ楽になった。
確かに、見えない状態になってしまえば、自分にとってはないのと同じ状況になる、っていうのは、本当にそのとおりだった。だって、見えない=意識にのぼらなくなる、ということだから。
「あ、そうか、合わないなと思ったら、そこに対して文句や愚痴を言うんじゃなくて、自分から距離を取ればいいんだ…!」って、そのとき心の底から思ったんです。


自分でみたいもの、好きなものを、主体的に選び取っていくことが、自分にとっての快適性を向上させる鍵なんだなって、この時に身をもって学んだ気がします。

どうしても合わない人は、この世には存在する。努力してどうこうするもんじゃなくて、合わないときはもう、事実として合わないんだよ、っていうことも、合わせて学んだ。
その子のブログを見ないという決断をすることが、ある意味友情への裏切りになるような気がして躊躇する部分もあったんだけど、嘘をついてまで無理に付き合う必要があるかと言われると…そうでもないよな、と思って。


彼女はわたしのことをどう思ってたのかなぁ。今でもわからない。高校時代の友人だったんですけどね。元気にしてるだろうか。してるだろうな。
そしてわたしが彼女(の文章)を苦手だった理由も、今思えば「好きなものへのスタンスの違い」と表現できそうなやつだったから…ある意味めちゃくちゃ一貫性があるやんけ自分…ってなって、そこにはちょっと笑ってしまいます。
わたしは見てのとおり、好きなものには全身で喜びを表現しつつ五体投地したいタイプなので、詳しくは書かないですけど、そうじゃないちょ~っと違うタイプのスタンスで来られると「ンガァ~~!!!」ってなって、ものすごいストレスを抱えてしまうことに、なるんだよねぇ…。
そこはもう致し方ないよね。だってスタンスが、違うのだ。


そしてこの話のミソなんですが、雑誌にこの質問と回答が載った当時、SNS全盛期というにはまだまだ、だいぶ早い時期だったってことです。(※歳がバレるので詳細な時期は伏せますが)
SNS疲れ」っていう単語が出てきたりするよりも、全然前なの。だからこそ、さすが、人生の先輩の知恵ってまじですげえ…と思った出来事として印象に残っているのだった。


もちろんこれ、オタクのあれやこれやにもめっちゃ適用可能な話ですが、オタク事関係なく、ほんとなんにでもおんなじことが言えるかなと思う。
苦手なものは無理に見なくてもいい、そこで見ないという選択も、自分の力でできるということを忘れずにいるだけで、多分ちょっと楽になる瞬間は沢山ある。

わたしはこの回答に出会った頃くらいから「苦手なものを否定するのじゃなくて、そこからはうまく距離を取りつつ、自分にとっての好きを大事にしよう」みたいなメンタリティが、明確に育ち始めたような気がします。

…まさかみうらじゅんさんも、質問者本人ではない一読者のことを、ここまで衝撃的に救っていたとは思ってないだろう。笑
ほんと、なにがきっかけで楽になったりするか、人生わからないよね~って思いました。

だからね、ほんと、見たくないものは無理して見ないほうがいいよ!笑
自分が見たいもの好きなものに、どんどん時間使って楽しく生きてこー!

【読書】「オリガ・モリソヴナの反語法」感想

あのあとご飯は炊きませんでしたが3連休、カレーは作りました。志の低さには定評があります!

唐突ですが本の感想書きます!といっても再読なんだけど。

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)

最初に読んだのは多分3年くらい前。ずっと再読したいなと思ってたことを暇すぎた連休の途中にふと思い出し、電源が落ちっぱなしだったkindleを起動して読みました。再読なんだけど、やっぱハチャメチャに面白かった。


物語の舞台は、2つの時代・場所を行き来する。
主人公・志摩が生きる、ソ連崩壊の翌年1992年のモスクワと、志摩が少女時代を過ごした1960~1964年の旧ソ連チェコプラハ
当時、志摩がプラハで通っていたのは在プラハソビエト学校。
各国から集まった、全部で8学年、約320人の少年少女が集う国際色豊かな学校。
その学校で、ひときわ皆の耳目を集める教師がいた。
オリガ・モリソヴナ。リトミカと呼ばれるダンス・舞踊の授業を受け持つダンス教師。
本人は50代だと言っているが実際の見た目は70代、下手したら80代では?と思われるような老婦人で、その服装やメイクははるか戦前の1920年代の様相。その見た目から、学校内でついているあだ名は「オールド・ファッション」。
しかしそんな先生のダンスの才能には目を見張るものがあった。各国のありとあらゆる舞踊を踊りこなし、一度聞いた旋律はすぐに再現できるばかりか、ダンス用にアレンジまで出来てしまう。
ソビエト学校の生徒全員が参加する学芸会で発表される出し物の中でも、オリガが指導する踊りは、完成度も人気も抜きん出ていて、地元のTV局が取材に来るほどのクオリティとなっていた。
しかし何より生徒たちを怯えさせると同時に惹きつけてやまないのは、オリガ独特の毒舌だった。
最高の賛辞を使って渾身のダメ出しをする彼女の「反語法」には、生徒たちは怯えながらも親しみを感じずには入れられないのだった。
そんなオリガと姉妹のように寄り添うもうひとりの名物教師、エレオノーラ・ミハイロブナ。
オリガとは全くタイプの異なる、まるで伯爵家の令嬢のような、19世紀の貴婦人のような佇まいのエレオノーラは、美しくパーフェクトなフランス語を話すフランス語教師。
総白髪を美しく結い上げ、年はオリガよりさらに上に思われるが、彼女はいつも少女のように可憐で、痴呆症を患い始めているようだった。
そんなふうにまるで似通ったところがなさそうなオリガとエレオノーラの二人は、なぜかぴったりと寄り添っていることが多い。
そしてある日志摩は、二人が何か深刻そうな様子でささやき交わす現場を級友と共に目撃する。
その光景が意味していたものが何だったのか、皆で考えるも答えは出ない。
更に、志摩は二人が「アルジェリア」という単語に異常に敏感に反応する事実にも気づく。
二人の関係の背後には、なにか大きな秘密がある。
その思いを忘れられずに大人になった志摩は、ソビエト崩壊をきっかけに、少女時代に出会った謎を探りに、モスクワへと飛んだのだった。


ジャンルとしては「過去の謎解き」ミステリー、と言えると思う。手札を順に集め、その限られた手がかりから過去の真相を探っていくタイプのミステリーが大好きなんですけど、その点でも本当に大当たりの一冊なのでした。
ストーリーの中で、1992年のモスクワと1960年代のチェコを何度も行ったり来たりする上、主人公たちが目にする色んな文章が本文中で多数引用されるため、「今どこにいるんだっけ!?時代はいつだっけ!?」とちょっと混乱しやすいところもあるにはありますが(引用箇所がイタリック体になってたりすれば格段に読みやすかったんでは…?と思ったんだけど、もしやkindle版のせいかな…)、とにかくぐいぐい読ませる力がものすごくある。
志摩が何かにとりつかれたように、周囲の人を巻き込みながら過去を掘り下げるその勢いに引っ張られざるを得ず、どうしたって読むことをやめられなくなります。

物心ついた頃にベルリンの壁が崩壊した世代としては、旧ソ連がどんな国家だったのか、ぱっと思い浮かべることはなかなか難しいと思うんですが、少女時代の志摩が経験した学校生活の描写は本当に生き生きとしていて、自分の中にある「社会主義国」のイメージがどんどん更新されていくような感覚がありました。
ひとつの巨大な思想を体現しようとしたその国家のあり方は、良かった・悪かったでは簡単に語りようはないことだけど、その時代、その場所で実際に生きていた人にとっては、決して息の詰まるような生きづらい環境などではなかったのだ、ということが伝わってきます。
しかし同時に、1930年代以降、スターリンによって行われていた粛清のおぞましさが読者には突きつけられます。私はこの本を読むまでは、ちゃんとは知らないことばかりだった。
途中、ラーゲリと呼ばれる強制収容所に収容された経験を持つ女性の体験記が出てくるのですが、その内容は100年経たない昔に行われていたこととは思えないようなことばかりで、本当に言葉を失います。
物語が進むに連れて徐々に明かされていく、オリガとエレオノーラの背負ってきた過去。一番最後のパズルのピースのように語られるエピソードは、とりわけ苦しいものでした。
そうして2つの時代を行き来しながら、時々もつれるようにして進んでいった物語は、一筋の光をたたえるような、静かなラストを迎えるのでした。小説としての終わり方が、本当に美しかった…。

作者の米原万里は、自身の体験をもとにしてこの小説を書いています。
扉には「オリガ・モリソヴナという教師はプラハソビエト学校に実在しましたが、この物語はすべてフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。」との断り書きがあります。
あとがきとして収録された池澤夏樹との対談では「ノンフィクションを書こうと思っていたがフィクションにせざるを得なかった」旨のことが語られているのですが、確かに読んでいると、どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのかわからなくなる酩酊感がある。その両者の境目が曖昧なところも、この作品の魅力のひとつだと思います。
ソビエト学校での出来事は、基本的に作者の体験をベースにしているので、とにかく瑞々しく、十代の少年少女の等身大の姿が浮かび上がってきます。その明るさが、読む間じゅう、歴史の負の遺産を内包する物語の重さをふっと軽くしてくれる感じがしました。
1992年を生きる志摩が、手助けをしてくれる周囲の人や旧友と一緒にひたむきに謎を解き明かそうとしていく様子は、なんというか、生命力に溢れているなと感じます。
言ってしまえば、過去の謎を解いたところで得られるものは特に無いはず。人から見れば「実にならない」と言われそうなその行為だけれど、志摩は真剣そのものだし、彼女の姿からは途方もない切実さが伝わってくる。
他の人にとってはどれほど意味のない行為でも、自分にとって大切な何かを、無我夢中で掴み取ろうとすること。そのこと自体がそもそもとてつもなく尊いことなんだと、志摩の姿はそんなことを訴えてくるようでもあります。


米原万里は2006年に亡くなっています。享年56、まだだいぶ若いうちに…とどうしても感じてしまいます。
ロシア語の同時通訳として著名だった彼女は、エッセイを多数残していますが、上梓した小説はこの一作きり。
もしまだ生きていらしたら、きっと面白い本をもっと沢山書かれていたんだろうな…と思わずにはいられない。

世界史が好きな人、歴史ミステリーが好きな人には特におすすめできる一冊です。
本当に、米原さんの他の小説も読んでみたかったな…!