観劇以外

もはやタイトル詐欺のあなぐま(anagmaram)別館。本館→https://anagmaram.hatenablog.com/

柑橘を剥く

20分1本勝負の日記タイム!
体感なんだけれど、20分で書ける文字量の限界がざっくり1200字な気がしている。ただしほぼ推敲をしない前提で。




1

長らく途中までで放棄していた「十二国記」にとつぜん再着手した。
なんで放棄してたかというと、講談社文庫で途中まで買い集めた直後に、新装版が新潮文庫で華々しく出ることになったから…。
「なんでだよ~~!?」という気持ちでつづきを買う心が折れてから、はや10年近く。
いや、中身はただひたすらに面白いの一言なので、もちろん読みたい本ではあった。
でも時間がね、と言ってたけど、今なら何でも読めるんじゃん?と思い立って、2作目から着手。(月の影~は、陽子が可哀想すぎてつらいので、つい飛ばした)
その結果、「風の海~」「東の海神~」「風の万里~」まで、家にある分を一気に一日で読むという暴挙をやってしまった(さすがに疲れた)。
どうしてこんな話思いつくんだ!?と思う。人の脳みそってすごい。本当に意味がわからない。はしゃぎたくなるほどに面白い。
目上の人に対して述べられる「かしこまりまして」が好きすぎる!など、細かいところでテンションが上がりまくっていた。
あなたはどの麒麟が好きですか?わたしは景麒なんだよな…(※でしょうね)

つづき読みたさに暴れ倒して近所の本屋に行ったら、GWは休業していてしょんぼり…。
なぜかアマゾンも楽天Booksも品切れだったのでさらに暴れながら検索したら、紀伊國屋書店に全部あったのでまとめてポチった。
持ってないやつのこり全部買ったら6,000円オーバーしてちょっとびびった。
そして背表紙が揃わないことが確定した…シリーズ内でレーベルが違うって、割と嫌~~!でももう読めればなんでもいいや…。

2

全公演中止といわれても、まったく向き合えなかったエリザベートのチケット払い戻し。
昨日が帝劇のまりおくん楽だったので、どこかでふんぎりをつけなくては…と思って、今日全部できることはまとめてやってみた。
ものすごく多種多様な払い戻し手続きがあるため、一覧表に期限や特記事項やURLをまとめるところから…。
郵便為替が送られてくるFCが案外多い。手続きのコスト、逆に少なかったりするのかしら。
対応される担当の方、本当に大変だろうなぁ…と事務コストの諸々を思うとだいぶめまいがする。
東宝ナビザーブでとった分は、専用フォームに日時に加えて席番号ぜんぶ自分でいれないといけなくて、
初日のチケット分を入力してたらブワッと泣けてしまった。まだこんなに泣けるんだなぁ…。


夕方、事務所作成のメッセージ動画が上がっていて、思わず息を詰めて再生してしまったんだけど、
そこに添えられていた「失った時間や想いは沢山ありますが」の言葉に、視線が縫い留められたようになった。
そういう言葉の選び方をしてくれる人を、応援していてよかったと思う。
観たかったな、っていう気持ちはなくならない限り、溢し続ける。

3

あまりに家にいるので、家を掃除したり片付けたり料理したり…しまくってしまう。
普段生活のためのアレコレをまじでやらないので(やれよ)、お前はいったい誰だ?という気持ちが募るが、家にいるのは元々大好きなのでその点のストレスはないのだった。
出かけるのが好きなんじゃなくて、あくまでも「観劇に行く」のが好きで、結果家をあけまくっていたので…
有田のWeb陶器市で購入したお皿に、友達が送ってくれたはっさくみたいな大きな柑橘の皮を剥いて盛る。
「果物の皮を剥いて食べる」ことすら死ぬほどに億劫がる普段の自分を考えると、
なにかに大きく隔てられた先に、今の自分はいるんだなぁと、感じずにはいられない。